高齢な愛犬愛猫のための、 配慮してあげたい5つの食事のポイント。

高齢な愛犬愛猫のための、知っておきたい5つのポイント

(1)エネルギー源補給

恒温動物は食事して体内での熱を産生することを目的としていますが、体温が1度低下すると免疫力が約35%は低下し、1度上昇すれば約65%もアップすると言われています。関連的活動を含めると体温が1度上昇すれば免疫力が5倍もアップするという研究者もいます。エネルギー源となる栄養素は炭水化物(ブドウ糖など)が基本で最初に利用されますが、最も高いエネルギー源となるのは脂肪です。脂肪の代謝エネルギー量は9kcal/gあり、タンパク質(アミノ酸)は炭水化物と同様に4kcal/gの代謝エネルギーがあります。ただし、肥満の子などは専門家と相談してくださいね。食事や遠赤外線ヒーターなどて、恒常的に身体の中から体温を高く維持できるようにしてあげましょう。


(2)生理機能の調節

動物が生きていくための生理を活性するための役割をするアミノ酸、ビタミン、ミネラルなどが必要です。
中でも酵素と言われるアミノ酸や、それを助ける補酵素と言われるビタミンB群は重要な栄養素です。体温調整、消化システム、免疫システム等など、生命維持活動には欠かせまん。高齢の愛犬愛猫に配慮すべき項目の一つです。アミノ酸、ビタミン、ミネラルをバランス良く与えてあげましょう。


(3)免疫力の維持とアップ

体外から侵入する病原性微生物に対して様々な方法で防御しています。NK細胞、白血球、リンパなどです。
中でも抗原である病原性微生物が侵入してきた時にこれを攻撃するシステムは重要で抗体が作られることになります。このシステムを活性させることで免疫力がアップすることが分かっているのです。また、リンパは腸管に全体の約60%も存在していて、腸を適正に保つことでも免疫力がアップすることも知られています。細菌は腸管免疫という言葉も多く使われるようになりましたね。腸内の善玉菌を増やしてあげるようにしましょう。


(4)筋力の維持とアップ

人間の場合、最高に筋力が充実した青年の時期を100とすると、何も運動をしていないと、その筋力は毎年1%ずつ低下するといわれています。
愛犬愛猫は人間よりも早い時間で生命時間が過ぎていきます。老齢になって筋力が低下する前に筋力維持を心がけるようにし、毎日の散歩や運動ができる環境を整え、筋肉を作るアミノ酸をバランス良く与えるようにしましょう。肥満には注意して下さいね。特に大型犬には配慮してあげましょう。


(5)体の酸化防止(抗活性酸素)

加齢に伴い体内に侵入してきた病原性微生物などを攻撃する活性酸素が過剰になる傾向があります。また。過剰な活性酸素は癌などの発生原因になるともいわれています。これらが増えすぎないよう、日頃から抗酸化に役立つポリフェノールやリコピン、ビタミンなどを含んだ食事やオヤツを与えるように配慮してあげましょう。抗酸化ビタミンはA、C、Eですが、ACEでエースと覚えておくと良いでしょう。愛犬の酸化型の白内障予防に早い時期から配慮してあげたいですね。

食事はバランスが大切ですし、ビタミンAのように過剰摂取で害になることがあります。獣医師などの専門家によく相談し、その理由をしっかり理解しておくことが大切と思います。