雄ネコの去勢と性格

犬より多い猫の避妊去勢手術

まず、ネコの去勢手術についてお話します。ある動物の雑誌のアンケートによると、ネコを飼っている人で避妊去勢手術をさせているのは、約8割以上という結果になっています。この数字は、イヌの場合よりも高い数字ですね。理由の一つに、ネコは家と外を自由に行き来できる環境で飼われているものも多いので、繁殖が自由に行われるのを防ぐためだと思われます。これは、雌ネコの場合はもちろん、雄ネコの場合でも外で望まれない不幸な子ネコを増やさないということでは大切なことですよね。

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また、他の理由としては、ネコはイヌと違い、スプレー行動や大きな鳴き声などの、発情期における問題行動が多いためだと思われます。完全室内飼いのネコでも、外に自由に出られる環境にいるネコでも、どちらもネコを飼う場合は避妊去勢手術をすることは必要不可欠なのです。ネコにとっても発情期のストレスの軽減、病気予防になるなどの利点があります。是非、ネコを飼うのであれば、避妊去勢手術を受けさせて頂きたいと思います。

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さて、去勢手術をするとネコの性格は変わるのかということになりますが、去勢手術をするとオス特有のホルモンが大幅に減少します。その為に、ライバルに対する闘争心がなくなり、攻撃的な性格がおとなしくなる傾向があります。しかし、だからといって、そのネコ本来の性格までもが変わることはありません。いたずらでワンパクというのはそのネコ本来の性格です。


ネコの性格形成

ネコの性格の形成には、どのような要素があるのかというと、一つには生まれ持った気質(遺伝)、そして、もうひとつは環境です。気質とは、そのネコの品種や性別、親ネコから受け継ぐ遺伝子などによって生まれながらに持っているものです。環境というのは、野良ネコか飼いネコかということや、飼い主にどのような時期にどのように接して飼われていたかなど、いろいろな要因によってネコの性格が形成されていきます。

特にネコの社会化期である生後2週~7週に、どのような環境で育ったかは非常に重要なポイントになります。まず、この時期に少なくても1日40分以上飼い主に接してもらえたか?接するというのは、一緒に遊んだり、撫でられたり、話かけられるということです。次に、周りに親ネコや兄弟ネコ、もしくは血がつながっていなくても、社交的な成ネコがいたか?ということです。このような環境で過ごした子ネコは、成ネコになっても他のネコに対してずっと社交的であり続けることができます。

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そして、もう一つ大切なのは、母ネコの性格です。母ネコの社会化が十分になされていると、子ネコは母ネコを観察して学習しますので、母ネコが人に対して友好的だと子ネコも人に対して友好的になるのです。ここで、母ネコに限定したのは、ネコの子育ては、雌ネコがするからです。雄ネコは交尾をするだけで、子育てには参加しません。一緒に室内で飼われている場合は、稀に父ネコも子育てに協力するネコもいますが・・・父ネコが子ネコの性格に影響するのは、環境によるものではなく、気質つまり遺伝によるものです。イギリスでの遺伝の研究で、父ネコが人懐っこい性格だと、人懐っこい子ネコになる傾向が高いという結果が出たそうです。

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このように、ネコの性格の形成には、さまざまな要因があるのです。子ネコ(若ネコ)の去勢はホルモンのバランスが崩れるのが心配と考える方もいるようですが、年齢的にも遊び盛りの時期ですし、ワンパクなのも子ネコのかわいい性格です。おそらく、エネルギーが有り余っているのでしょうね。できる限り一緒に遊んであげてください。ある程度の年齢がくると大人しくなり、わんぱくだった頃が懐かしく思えるものです。抱っこも子ネコの時期は大人しくさせていても、ある時期を過ぎると自己主張が出てきて、嫌がるようになるネコも少なくありません。しかし、抱っこの仕方やタイミングによって、大人しく抱っこをさせることはできるものです。いろいろ試して楽しいネコとの生活をエンジョイしましょう。

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