ノミは寄生虫も媒介します。予防してますか?

生後一週間の子猫のノミはどうすれば良いのでしょうか? 皮膚病などになりませんか?

ノミは気温が16℃以上になると活動してきます。体長が2ミリの小さな虫ですが、大変繁殖力が旺盛で、暖かい室内ではじゅうたんやベッドやぬいぐるみなどに生息し、ライフサイクルを繰り返しながら、その数を増やしていきます。


ノミのライフサイクル

ノミのライフサイクルとは、まず、成虫がイヌやネコなどに寄生し、吸血後36~48時間以内に産卵します。その卵は約1~7日で孵化し、幼虫になります。
幼虫はフケや周囲のゴミなどを食べて、約1~2週間でさなぎになります。
このさなぎの期間は長く、1週間~6ヶ月間もの間、寄生する相手を待っているのです。また、成虫は、通常2週間~2ヶ月程度生きますが、条件が整えば1年近くも生きることがあると言われています。

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このようにして、1ヶ月以内には1匹のノミから約200匹のノミが新たに誕生して、同時に9000個以上の卵と1万匹以上の幼虫を産出するのだそうです。恐ろしいほどの繁殖力です。

そして、ノミに吸血されることによって、その唾液でアレルギー性皮膚炎をおこします。このアレルギー性皮膚炎をおこすとネコは非常に痒がり、寝ている間にも突然飛び起きて背中の辺りなどを前歯で噛みだします。ネコにとって1日中引っかいたり噛んだりして、大きなストレスになりますし、また、ノミは瓜実条虫の媒介者でもあるのです。

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瓜実条虫は、ノミの体内で成長します。そのノミを、ネコが後ろ足の届かない場所を、痒さのあまり噛んだときに食べてしまうと、瓜実条虫に感染してしまうのです。また、ネコひっかき病を媒介するのもノミです。このようにノミは‘百害あって一利なし’です。

ノミを駆除するには、ノミ取り櫛を使って地道にノミを取っていく方法があります。生後1週間の小さな子ネコには、この方法が一番よいかと思います。その場合に注意をしなければいけないことは、取ったノミを潰さないようにすることです。

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卵をお腹に持っているノミを潰してしまうと、卵がまわりに飛び散ってしまうのです。この場合は、水を入れた容器に少量の食器用洗剤を入れて、取ったノミをその中にいれます。すると、数秒でノミは死滅しますので、間違っても潰してしまわないようにしてください。
その他にもノミを駆除・予防するには滴下型、首輪型、シャンプー型、スプレー型など、さまざまな形状のものがあります。シャンプーはノミ取り用がありますので、2ヶ月位過ぎた子ネコだと、時間がかからずシャンプーが終わるので、その点はよいかもしれません。

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しかし、体力もまだ充分に在るとは言えないので、決してダラダラと時間をかけず、終わった後も乾かし残しがないようにしてください。そして、健康状態が万全なときに行うことが大切です。

滴下型は各製薬会社から、大変効果の高い駆除薬が開発され販売されています。これは、動物病院に行けば手に入ります。生後1ヶ月に満たない子ネコにも使えるスプレー式のもあります。また、成虫だけではなく、卵の孵化や幼虫の成長を抑止するものもあります。同時にハジラミやマダニの寄生虫も駆除することができるものもあります。

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ホームセンターで販売されている駆除薬は、効果のほどは分かりかねますが安価です。まだ生後1週間の子ネコのノミの駆除方法は限られてしまいますが、寝床はノミの温床にならないように、ベッドに敷いたタオルなどは定期的に洗濯をして、常に清潔にしておくことを心がけてください。

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そして、1ヶ月くらい経ったたら、動物病院で腸内寄生虫がいないか糞便検査をし、その時にでも子ネコに使える駆除薬をいただいてくださいね。生後1週間の子ネコということだけで、母親がいるのかなどの状況がまったく分かりかねますが、母親の初乳を飲んだのかが大変気になります。健康にすくすく育っていくことを願っております。