ネコの基本の学習の方法は、3つあります。

愛猫は知らない間に学んでます。

観察学習(模倣学習)

1つめは、観察による学習です。
これは、子ネコが母親の狩りをする行動を見て、自分も狩りの仕方を学習するといったような場合です。ネコは本能的に狩りをする動物なので、母ネコに育てられなくても、スズメやハト・ねずみなどの鳥類や小動物を捕ろうとします。しかし、母ネコの狩りをする行動を見て、上手に狩りをすることができるようになるのです。運よくスズメを前足で捕まえることができても、とどめを刺す前に逃げられてしまったり、なかなか息の根を止めることができなかったりします。また、人がドアを開ける様子を見て、ネコがそれを真似て開けることができるようになったりもします。愛猫家の方はご経験があるのでは? ネコはイヌよりも、観察による学習(観察学習=模倣学習)が得意と言われています。

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古典的条件付け

2つめは、古典的条件付けという学習です。
これは、すでに‘パブロフの犬’で、ご存知の方も多いかと思います。イヌにベルの音を鳴らした後に食べものを与え、ベルの音と食べものを関連付けるように学習させると、ベルの音を聞いただけでよだれを流すようになるというものです。我家の例で言うと、母がやってくると、ネコたちは一斉にニャーニャー鳴き始めます。これは、いつも母がネコたちの好物のマグロを手土産に持ってきてくれるので、「早くちょうだい」と言っているのですね…きっと。つまり、母が来る = マグロが貰える と関連付けているのです。また、飼い主が、新聞を手にすると逃げ出すネコの話しを聞いたことがありますが、それは新聞紙でいつも叩かれたり嫌なことをされているために、古典的条件付けが付けられてしまっているからと考えることもできるのです。(もしくは激しく叩かれたりしてトラウマになっていることなども考えられます。)

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オペラント条件付け

3つめは、オペラント条件付けという学習です。
この学習は大きく4つに分けられますが、自分にとって好ましい結果が得られたり嫌なことが軽減される行動はより積極的に、自分にとって好ましくない結果や嫌なことが増加する行動は消極的になるというものです。
例えば、テーブルの上に飛び乗るとご馳走がゲットできることが分かれば、人にとっては好ましくない行動が強化されて定着してしまうことになります。しかし、人がいても人がいなくてもテーブルの上に飛び乗ると大きな音が鳴るなどの罰(嫌悪刺激=ネコにとって嫌なこと)が与えられるとすれば、‘テーブルの上に乗ってご馳走をゲットする’という行動は弱くなり軽減されていくことになります。“ご馳走ゲット < 嫌悪刺激” の状況ということです。

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人がいるか?いないか?によって、ご馳走をゲットできるか?罰になるか?が分かれたりすると、人がいるときはテーブルの上に乗らないのに、人がいないと早速ネコはテーブルに乗ってご馳走をゲットするようになるでしょう。ご馳走はテーブルの上に置いたままにしなければ良いわけですが・・・。


基本の3つの学習理論の概略をご紹介しましたが、ネコもイヌも飼い主の行動や習慣を見て学んでいます。是非、動物たちと幸せに暮らすためにも3つの学習理論は知っておくと良いのではないでしょうか?