イヌに比べて少ないネコの種類

350対60って何でしょう?

イヌの種類はFCI(国際畜犬協会)が公認しているだけで、350種類以上います。非公認も含めると500種以上という学者もいるくらいです。

一方、ネコはどのくらいかというと団体により公認している種類は異なりますが、60種類ほどしかいません。イヌが家畜化されたのは、今から1万2000年ほど前とされていますが、ネコは9500年前という説が報告されています。地中海のキプロス島南部で、ネコの骨が人骨と一緒に丁寧に埋葬されていたそうです。(イヌやネコの家畜化には諸説あります。)

イヌには羊を追う牧羊犬や猟犬、盲導犬や聴導犬など、人によって訓練されたワーキングドッグがいるのに対して、ネコはワーキングキャットというものはいません。せいぜい穀物を狙うネズミの駆除のために飼われてきました。
そのために、イヌはその用途によっていろいろと改良されていきましたが、ネコはイヌほど改良されることはありませんでした。超大型犬から超小型犬がいるイヌと違って、ネコは大きく体型の違いはありません。それ故に、ネコは純血種か否かというのをそれほど重要視されず、純血種がもてはやされている国でも飼養頭数は10%未満にすぎないといわれているんですね。

次に、代表的な純血種の気質の傾向を挙げていきます。これはあくまでも傾向というだけで、必ずしもそのネコ種のものが全てあてはまる訳ではありません。元々の生まれ持った性格や子ネコのときの環境によって、大きく左右されます。

アメリカンショートヘアや耳が折れ曲がっているスコテッシュフォールドは活発ではありますが、とても愛情深い飼いやすいネコです。被毛の光沢が美しいアビシニアンは、活発で遊び好きなので、遊び時間が十分に与えられる飼い主さんに向いています。シャムジャパニーズボブテイルは、とても活発でヤキモチ焼きが多く、おしゃべりが多い傾向にあります。

シャムは特に早熟で、生後5ヶ月くらいで妊娠することがありますので、子供を生ませる予定がなければ、早めに避妊手術をする必要があります。ロシアンブルーの毛色は、グレーではなくブルーといいます。このネコ種はわりと物静かですが、家族以外の人に対しては強い警戒心をもっています。

ペルシャチンチラヒマラヤンは、とても物静かで温和です。置物に見間違えるほどで、集合住宅での飼育にはとても向いています。しかし、長毛なので手入れに時間がかかります。毛玉を作らないように頻繁にブラッシングが必要になるので、不精な飼い主さんには向いていません。同じ長毛種である、ソマリメインクーンノルウェージャンフォレストキャットは、遊び好きの陽気で活発なネコです。

メインクーンノルウェージャンフォレストキャットは、大型のネコで、オスでは10kgほどにもなるネコもいます。ソマリアビシニアンの長毛版です。以上のように、純血種にはそれぞれの性質の特徴があります。他にもたくさんの純血種がいますが、飼い主さんのライフスタイルや目的に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。